先日、千羽海崖トレイル挑戦メンバーと一緒に山練習してきましたのでご紹介いたします。
今回は僕の生まれ育った土地からも近く、なじみのある山です。
妙見山です。
Contents
今回のコース
今回は、こちらのルートを参考にしました。アクトレップさんがちょうど大会を開くようです。
参照:アクトレップ公式HP
能勢電鉄の妙見口駅出発~高台寺~吉川城址、吉川八幡神社~黒川~ありなしの道~野間の大ケヤキ~本龍寺~妙見山~(上杉尾根コース~妙見口駅着)
妙見山頂まで15キロぐらいで、上杉尾根コースを下って妙見口駅に戻るので3キロぐらいなので18キロぐらいのルートとなります。
学校のハイキングコースなどで利用されるようなルートが3つぐらい用意されている山だという認識ぐらいで、正直なめてかかってしまったことを、序盤から後悔することになります。。。
アクセス
大阪方面から来られる方は、川西能勢口駅から能勢電車の妙見口行きで終点の妙見口駅へ向かいます。日生中央行きに乗っても大丈夫。途中の山下駅で妙見口行きへ連絡されています。
能勢電車特有のあずき色の列車ではないんですね。知りませんでした。
到着です。今回のメンバーは3人です。千羽海崖トレイルも一緒に頑張りましょう。
駅にコインロッカーあるんで、そちらで着替えとか置いていきます。この日はいい陽気だったのですが、一緒に行ったさかもと君がシャカシャカ着ていく。と言い張るので僕もリュックの中にウィンドブレーカーを忍ばせていきました。青い服の人は最低限の装備で出発です。
これが後半の明暗を決めます。
妙見口~高台寺
駅から高台寺という寺へ向かうのですが、すぐに試練が待っています。
いきなり登りです。ずっと登りです。1キロちょっとなんですが、結構ヘビーです。
走れません。
ただ紅葉はええ感じでした。前日の雨で結構散ってしまっていましたが。
でも、山は好きです。
高台寺到着。ここから、吉川城址、吉川八幡神社へ向かうはずだったのですがどこかで迷ってしまったらしく、直接黒川公民館方向へ進路をとっていたらしく結果的に2,3キロショートカットしてしまいました。距離的にはラッキーだったかもしれませんが、先日の台風の影響で道は非常に険しい状態で、くだりですがスピードは一切出せない状況でした。
そこらじゅうの木がなぎ倒されていて道をふさぎます。倒木をくぐったり登ったり、足元はゆるかったりとで結構脚力を消耗しました。
なんとかかんとかで黒川公民館前の道に出ましたが、出口(道からみたら入り口)は封鎖されていました。(笑)
気を取り直して、黒川公民館~ありなしの道~野間の大ケヤキを目指します。
国道から黒川公民館方面へ登っていくとUターンで再び山道です。
このタイミングで
「今からの山道は、道があったりなかったりするんかなぁ、、、」
と、さかもと君がつぶやきます。
ぉぉぉ、なるほど、
「ありなしの道」ね
桜の森を目指す
ありなしの道の前に桜の森をまずは目指します。
話はそこからです。しばらくええ感じの山道です。
参照:アクトレップ公式HP
あれ?
道が鉄格子で封鎖されている。。。
と思ったらイノシシさんとかの下山防止の柵(獣害防止柵)でした。人間様であれば鍵を開けて出入りできます。ということで、ケモノのテリトリーへお邪魔します。
しばらくいくと黒川・桜の森に到着です。
この門の手前にバイオトイレがあるのでトイレ休憩ならこちらでお済ませください。
今回の最難関ポイント(と思われる場所)
黒川・桜の森を通過します。
するとあやしげなカカシさんがお出迎えです。
こちらからもひたすら急傾斜です。
しかも地図上では
ロープ場がある!
ということで気合が入ります。
結構な急こう配を頑張って登っていきます。
すると、、、
・・・・・あれ?
もしやこれですか?
違うんです。僕の想像していたロープ場は、、、なんかこう、岩場がむき出しで、杭がうちこまれてて、、、
もしかして違う場所にそんな場所があって、たまたまたどり着いていないかもしれませんし正解がわからないのですが、もしこれがそれなら、、、
よくぞロープ見つけた!!!(俺)
みなさまもぜひロープ探してみてください。その方が難しいはずです。
出野三角点~野間の大けやき
ロープ場を過ぎたら出野三角点があります。366.1mです。
やっぱ、三角点てのはちょっとした達成感を与えてくれるスポットですね♪
野間の大ケヤキまで1.3kmでもあります。がぜんやる気が出てきました!
と、その時
またもや、さかもと君がつぶやきます。
「まだ、ありなしの道が続くんやな、、、」
とはいえ、
ここからはそんなに間違ったルートを走ったわけではないと思うが、台風の影響だろう爪痕がふかくふかく残っており、道はかなり険しい状況です。必死すぎて写真撮るの忘れていました。
なんとかくだりきって野間の大ケヤキまで到着できました。
野間の大けやきでいっぷく
初めて見ましたが大きいですね。樹齢1000年。国の指定天然記念物です。
見ごろは若葉につつまれるゴールデンウィークあたりだそうな、、、
その頃にまた試してみたいですね。
残念なことに今回の台風でケヤキの東側の大枝も折れてしまったようです。
けやきの木の下に「ありなし珈琲」が元気に営業しています。ちょっと楽しみにしていたのですが、他のメンバー二人からの無言の反対もあり味わうこと出来ず。次回に取っておきます。
その代わりと言っては何ですが、ケヤキの向かい側にある新しくオープンした薪窯焼きパン屋さんを友達に紹介してもらったので単独飛行です。薪パン日々さんです。
店内で悩んでいると「クロックムッシュが焼きあがるのでいかがですか?」と勧められたのでお願いしました。すんごく美味しかったです。ふわっとかりっととろっと。
あと、食パンをお土産として一斤いただきました。リュックの中で少し歪んでしまいましたが美味しく頂きました。今度は天然酵母の食パンにチャレンジしたいと思いました。
いざ妙見山頂へ
さぁここからあと少しです。なんだか気温が下がってきたので僕はウィンドブレーカーをリュックから取り出して着ます。当然持ってきていない人はふるえています。
川の横をだらだらと上り坂です。なんか、、、登ってばっかりだ・・・
参考にさせてもらった地図で
「道なりに左折してつきあたりの右の藪へ進む」
参照:アクトレップ公式HP
↑上の写真の奥が道なりに左に曲がっています。
「右の藪」写真でいうと左上の白い壁みたいな建造物あたり。のはず、、、
これが見当たらない、、、どうやら台風の影響でいろんなものが倒れたりして通れなくなっていました。しかたないので、道なりに左折しないで直進して藪の中に入ってみました。
完全なる行き止まりでした。。。
地図では道路がそばを走っているのはわかっていたのでなんとか道路方面へ這い上がります。
車のエンジン音が近くに聞こえます。
電柱や電線なども見えてきました。
やった道は近い!
と思った時に木の根元に落し物が・・・
わぁ!!!
僕たちが印刷してきた
おんなじ地図や!
知らない誰かさんも、道なりに左折してつきあたりの右にある藪がなかったので、みちなりに左折せず直進して藪に入って完全な行き止まりになり途方に暮れ、道路をめざしたんだ!!!そして、道路が見えたもんだからうれしすぎて駆けだした時に地図を落としてしまったんだ!(しらんけど)
ここ最近一番笑いました。
そして、落とした人にとっても会いたくなりました。きっといい人なはずです。奇跡的にこのブログみたらぜひ連絡ください。
道路に出たらS字カーブがあります。そこからまた山道です。目印はうどんやさんです。
ちょっと山道走るとすぐに石段があります。もう終盤です。
幅は狭いですがたいした階段ではありません。
ただ、こっからずっと登りです・・・しかも台風の爪痕深い荒れた道です。
ほどなくして本龍寺に到着です。こちらも台風の被害を受けています。お堂?の背後の山の木が倒れてきてて、今にもお堂を壊しそうになっています。切るに切れないためとりあえずこれ以上落ちてこないようにと支えています。
こっから妙見山表参道を登り妙見山頂を目指します。相変わらず道は荒れてて、木は倒れ、復旧には時間がかかりそうです。道が崩落しているという個所はなかったです。
到着です!なんかほかの建物は古いのに、えらくピカピカの建物がありました。
ここまで来るとさらに寒くなってきて青い服の人。ありなし珈琲が今更ながら飲みたいとうるさいです。皆様もトライするなら防寒着持っていくことをお勧めいたします。
最後に山頂の三角点探しです。
ピカピカの建物の裏にレンガの建物があり、その脇に道がありそこにありました。
普通はあるだろう標高を示す場所がなかったので残念です。
一応660.1mだそうです。
ここからはリフトで帰るつもりでしたが、ただでさえ寒いのにリフト(一人乗り)で約10分間風に吹かれるのは酷だろうと思い、みんなで走って下山することとしました。
今回は上杉尾根コースを選びました。妙見山上駐車場を横断した奥に入り口があります。
台風の影響がなかったのか、いち早く整備したのかわからないですが、普通に快適なコースでした。今回初めてまともに山を駆けた気がします(笑)
しまい
結局、距離的には15キロくらいでした(黒川公民館あたりでのショートカットしなければ18キロぐらい)が最後まで怪我なく楽しむことが出来ました。感謝です。
ストイックにスピードを追い求めることが苦手なので、ロードより山で寄り道しながらゆっくりといくのが性に合っているようです。これからも身の丈に合ったコースを楽しみたいと思います。ただ、山は遭難の可能性もあるので注意です。
遭難しかけたってお話はこちら↓
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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